2021年11月4日

日本製鉄 8000億円に上方修正

日本製鉄は2日、2022年3月期の連結事業利益予想を8000億円と前回予想の6000億円から上方に修正したと発表した。12年の経営統合後の最高益を見込む。鋼材販売価格の改善や一貫能力の絞り込みによる注文構成の高度化の進展で限界利益単価が向上し、海外事業も好業績が続く。単独経常利益予想は4500億円と同3800億円から引き上げた。自動車の減産や中国の鉄鋼市場の減速など下期に不安要素はみられるが、構造改革と販価是正によって収益力をなお高める方針だ。





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