2022年4月20日

ときわ会H形鋼在庫 6カ月ぶり減20.3万トン 3月末、最悪期脱し改善方向

日本製鉄によると形鋼扱い流通で構成する「ときわ会」のH形鋼の3月末在庫量は前月比0・3%減の20万3100トンと6カ月ぶりに減少した。稼働日数は増加、倉庫、事務所、工場の大規S造案件をはじめ、中規模S造、小規模S造と伸展、月次出庫は約18%のプラスで、入庫も増えた。在庫は2カ月続いて20万トン乗せとなったが、在庫率はダウンし「過剰との指摘はなく、夏場の仕事も見えてきた」(厚板・建材営業部)とし前月より回復してきたと分析。土木向けには品薄感もあり、春先以降の需要回復に期待が持てるとしており、最悪期を脱し、改善の方向にあるとみている。