2022年6月20日

JFE、福山・千葉に高炉CO2有効利用実証設備を建設

JFEスチールは20日、CO2の大幅削減に向け製鉄プロセスにおける高炉ガスなどの可燃性ガスやスラグをはじめとする副産物を有効利用する各種研究試験設備を西日本製鉄所(福山地区)と東日本製鉄所(千葉地区)に建設することを決めたと発表した。カーボンニュートラル(CN)を目指して産官学の連携で研究を進めている新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した委託事業で、これにより「CO2を用いたメタノール合成における最適システム開発」と「製鋼スラグの高速多量炭酸化による革新的CO2固定技術の研究開発」を加速する。ともに2025年度末までには実用化試験を終える計画だ。