2022年11月15日

国内相場 鉄スクラップ続落 海外下げ圧力継続

 国内の鉄スクラップ価格が2週連続で下落している。割高な日本の鉄スクラップに対して海外から下げ圧力がかかり続けている。背景には世界的な景気後退と鋼材需要の減退がある。ただ国内の荷不足の影響で鉄スクラップ需給は大きく緩まず、相場の下げ幅は小さい。東名阪3地区の鉄スクラップ総合価格(産業新聞調べ、14日時点、H2)はトン当たり4万8700円になり、直近高値の1日から2週間で1100円下落。先週末の12日からも東京製鉄が国内の5拠点で買値を500円下げ、各地に値下げの動きが広がった。

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