2023年5月23日

東南アジア鉄鋼協会 マニラで年次総会開幕 デジタル化など講演

 【マニラ=早間大吾】東南アジア鉄鋼協会(SEAISI)の年次総会が22日、フィリピンの首都マニラで開幕した。4日間の日程で24カ国から約400人が参加する。持続可能な開発によって東南アジア諸国連合(ASEAN)の鉄鋼業の進歩を加速させようと、デジタル化や技術革新をキーワードに講演などを行う。

 開会のあいさつに立ったSEAISIのプルウォノ・ウィドド会長(PTクラカタウ・スチール社長)は「ASEANでは潜在的な過剰生産能力という課題に直面している。輸入を可能な限り減らして域内の生産を増やすとともに、アンフェアな貿易から市場を守るために一丸となって取り組む必要がある」と呼びかけたほか、ASEAN諸国のデジタル化について「SEAISIが今後の発展において重要な役割を果たすと信じている」と述べた。

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