今治造船、新燃料船を拡充 ＣＮ対応加速、生産性向上

今治造船（檜垣幸人社長）はメタノール燃料大型コンテナ船やＬＮＧ燃料、アンモニア燃料など新燃料対応の船型を拡大、カーボンニュートラル（ＣＮ）への取り組みを加速する。次世代エンジン開発の日立造船マリンエンジンへの35％出資や三菱重工業とのＭＩ・ＬＮＧカンパニーでの一般商船の設計業務開始を踏まえ、舶用機器メーカーと連携、次世代船舶の開発を強化。西多度津事業部でのＬＮＧ燃料タンクの製作開始に続き、本年度から丸亀工場で艤装岸壁を増強するなど生産体制も年間5―6％程度高めていく。パワーエックス社と電気運搬船、三菱造船と液化ＣＯ2運搬船の設計も推進する。技術開発、新製品開発に注力し、国際競争力を強める。