2023年10月2日

キノテック アルカリ浸出法で亜鉛製造 電炉ダストから

研究開発型ベンチャー企業のキノテック(本社=東京都中央区、母里修司社長)は29日、直接アルカリ浸出電解法を用いて電炉ダストから金属亜鉛を製造する新技術を開発したと発表した。東京大学の設備で実験・検証した結果、新技術「新キノテック法」は従来方法(ウエルツ法とISP製錬の組み合わせ)に比べて、金属亜鉛を製造する際に発生するCO2排出量を4分の1以下に低減することが可能で、2040年の亜鉛地金年間生産量予測(13万6800トン)をベースとした場合、約89万トンのCO2削減効果を得ることができると試算する。





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