2025年2月27日
丸菱製作所 仲介サービス普及加速 登録1000社目指す 製造業向け 設備の空き時間活用
大型製缶・機械加工や形鋼3次元レーザー加工を手掛ける丸菱製作所(本社=愛知県春日井市、戸松裕登社長)は、同社が運営する製造業のマッチングサイト「ASNARO(あすなろ)」の普及を加速し、2025年度内に1000社の登録を目指す。2月14日に開催された愛知県経済産業局が主催する「第7回あいちサービス大賞」で特別賞を受賞するなど、各方面で注目を集めている。
同社は2022年3月から「あすなろ」のサービスを開始。従来のマッチングサービスとは異なり、技術にフォーカスして電子商取引(EC)を行うことが特徴。工場設備の空き時間をスポット取引し、町工場が保有するリソースをシェアリングすることで、設備の稼働率を引き上げることができる。
現在は愛知県など東海エリアを中心に約680社の企業が登録。これは同社によると、愛知県内で100人以下の規模の加工製造業社の約10%の水準に当たる。同社では2025年度に普及活動を活発化し、より幅広いメリットが期待できるようになるとされる約15%水準まで引き上げを目指す。
その一環として名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所などで構成される名古屋国際見本市委員会と名古屋産業振興公社が主催する「第14回次世代ものづくり基盤技術産業展―TECH Biz EXPO2025―」とも連携することが決まっている。また、東海地区だけでなく関東圏でも認知度向上に努め、登録企業数の拡大を進めたい方針だ。
戸松社長は今回の特別賞受賞に感謝の意を示すとともに「労働供給が制約される時代となり、人手不足や後継者不足、廃業などの問題がよりクローズアップされている。『あすなろ』を活用することで町工場の技術や商品を売り出すことができるだけでなく、製造業でない業種であっても『あすなろ』を用いることで、ものづくりに参加できるようになる。製造業のインフラとしてさまざまな製品や業種で活用していただきたい」と語った。
同社は2022年3月から「あすなろ」のサービスを開始。従来のマッチングサービスとは異なり、技術にフォーカスして電子商取引(EC)を行うことが特徴。工場設備の空き時間をスポット取引し、町工場が保有するリソースをシェアリングすることで、設備の稼働率を引き上げることができる。
現在は愛知県など東海エリアを中心に約680社の企業が登録。これは同社によると、愛知県内で100人以下の規模の加工製造業社の約10%の水準に当たる。同社では2025年度に普及活動を活発化し、より幅広いメリットが期待できるようになるとされる約15%水準まで引き上げを目指す。
その一環として名古屋市、愛知県、名古屋商工会議所などで構成される名古屋国際見本市委員会と名古屋産業振興公社が主催する「第14回次世代ものづくり基盤技術産業展―TECH Biz EXPO2025―」とも連携することが決まっている。また、東海地区だけでなく関東圏でも認知度向上に努め、登録企業数の拡大を進めたい方針だ。
戸松社長は今回の特別賞受賞に感謝の意を示すとともに「労働供給が制約される時代となり、人手不足や後継者不足、廃業などの問題がよりクローズアップされている。『あすなろ』を活用することで町工場の技術や商品を売り出すことができるだけでなく、製造業でない業種であっても『あすなろ』を用いることで、ものづくりに参加できるようになる。製造業のインフラとしてさまざまな製品や業種で活用していただきたい」と語った。

