2021年8月19日

脱炭素時代のチタン製錬 (上)/東邦チタニウム/電力使用量が大幅減少/塩化物をそのまま使用

「チタン新製錬技術を中核に東邦チタニウムは2050年のカーボンニュートラルを目指す」。5月の20年度決算会見で西山佳宏前社長(現顧問)はこう話した。金属チタン製錬は約80年にわたりマグネシウム還元法(クロール法)が用いられているが、1トンのスポンジチタンを作るのに約10トンの二酸化炭素(CO2)を排出する。脱炭素社会に向かう現代で環境負荷の少ない製錬技術開発は欠かせない。同社のチタン新製錬技術はチタン製造の工程でCO2を排出せず、電力消費量も低減するという。新製錬法を中心に脱炭素への取り組みを取材した。








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