――高温超電導の歴史を振り返って。
岩熊教授(以下、敬称略)「1986年に液化窒素の温度で超電導状態になる銅酸化物超電導体が発見された。銅酸化物超電導体にはビスマス系とイットリウム系が存在する。ビスマス系は線材への加工技術の開発が早かったことから、変圧器やケーブルの研究開発がイットリウム系に先行して進められた。しかし、ビスマス系は超電導特有の交流損失という問題を解決できないという課題があった。イットリウム系は、大電流を流すことができ、低交流損失を達成できる技術が開発されたこともあり、ケーブルやモーターをはじめ、航空機の推進システムなどに応用するため研究開発が進められている」






















