2021年11月4日

ニュースの周辺/相次ぐ銅・アルミ製品の加工賃改定/コスト高騰、粛々と転嫁/副資材・輸送費上昇も影響

三菱マテリアルが2022年1月から板条製品のロールマージン(加工賃)を引き上げる。旧三菱伸銅が17年に実施して以来で、対象は店売り・ひも付き全般にわたる。理由は新型コロナウイルス感染拡大に伴う設備・物流費用などの上昇によるもので、いずれも銅条以外の伸銅品にも共通する課題。足元では他の品種に値上げの動きは見られないが、今後この価格改定を皮切りに価格上昇の波が伸銅メーカー各社に広がるか注目される。