2021年11月24日

三菱商事の事業方針/金属資源本部長に聞く/小山聡史氏/ペルー銅山来年生産開始/電池原料の採算確保注視

 三菱商事の金属資源本部は原料炭、鉄鉱石、銅、アルミの安定供給に加え、社会課題の解決へ、電池原料などの投資も視野に入れる。まずはケジャベコ銅山など仕掛り案件を実現するという小山聡史本部長に方針を聞いた。

 ――2020年度の総括を。

 「新型コロナウイルス一色の年だ。原料炭・鉄鉱石・銅の各出資鉱山で防疫体制を取って操業を続けた。中国が一足先に回復したので原料は夏過ぎから回復した。10月には、中国での豪州原料炭への輸入規制が始まり、豪州以外の原料炭は値段が上がる一方で豪州炭は据え置かれた。一方で、銅やアルミは金融緩和と景気刺激策で下期から需要が戻ってきた。21年になり、世界中で粗鋼生産が記録的なレベルに戻り、鋼材価格も同様に記録的な水準になった。その結果、依然としてカナダ・米国産と値差はあるものの、豪州原料炭も値戻しが進み、最高値を更新した。21年度はコロナの影響も回復している傾向だが操業現場のコストはコロナ対策で必要なものがあり、引き続き感染対策にコストをかけている」

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