2021年12月2日

経営戦略を聞く/丸藤シートパイル/加藤七郎社長/RG工法で工事伸ばす/M&Aも検討 グループ力を向上

 丸藤シートパイルは本年度から新中期経営計画をスタートした。外部環境の変化に的確に対応、企業価値の持続的成長に向けた競争力の強化、業務プロセス改革を推進する。新型コロナウイルスの影響も残る中、加藤七郎社長に足元の状況と今後の取り組みを聞いた。

 ――まず建設分野の現状と見通しから。

 「コロナの影響も少なくない。工事遅延、着工遅れや取り消しも出ている。このため重仮設分野は業界の賃貸売り上げが4月から5%ぐらい落ちている。ただ大幅減とはなっておらず、受注残も多い。地方はコロナの影響から出が悪いものの、都市部は堅調で、建設投資額はこの7年間は60兆円で推移し、今年、来年と落ち込む状況にはないと思う。民間工事はコロナで受注遅延もあるが、公共工事、防災などは増えており、ゼネコンの受注は多い。来期も減少はないとみている」








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