2022年2月15日

金市場の現状を聞く/ワールド・ゴールド・カウンシル 森田隆大顧問/インフレ不確実性にヘッジ

金価格が高値圏で底堅い。米利上げ観測とともに売り圧力が強まっても不思議ではないが、インフレ懸念や新型コロナウイルスなどの不確実性から買われている。金の国際調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によれば、2021年の金需要は2年ぶりの高水準だった。同社顧問である森田隆大氏に、金市場の現状を聞いた。

 ――米利上げ局面でも金価格は堅調だ。

 「マイナスとプラス要因が交錯する。金はキャッシュフローを生まない資産のため、利上げは逆風になる。また、ドルと金は基本的に逆相関。米利上げによってドルが強含む可能性もマイナスだ」







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