2025年6月5日

日本鉄リサイクル工業会 創立50周年/祝辞/第3代会長/鈴木孝雄氏/(リバー会長)/努力次第で大きな飛躍

当工業会が設立50周年を迎えるにあたり一言祝辞を述べさせていただきます。

私は50年の期間のうち2000年のミレニアムを挟んで前後10年の間、会長を務めさせていただきました。

この間の業界を巡る社会環境変化は大変大きなものでしたが、今後に予想される変化に比べればまだ序奏だったのかも知れません。

今後の社会的大命題「持続可能な社会の構築」の中で当業界の果たすべき役割は小さくありません。

2025年1月時点の日本の総人口1億2359万人が国立社会保障・人口問題研究所の推計によると四半世紀後の2050年には1億468万人にまで減少するであろうという予想がでておりますが、その点から見ても1990年の日本経済ピークアウト以来の縮小傾向は止まらないと思われます。

しかしながら今後の社会構造を「高度循環型社会」に作り替えようという動きは、大変な労力と資金を必要とする一大プロジェクトとなるでしょう。

われわれの業界の位置する「静脈産業」はその中心に位置しています。

今後の努力次第では大きな飛躍のチャンスになるのかも知れません。

明るい未来を迎えるべく、設立100周年に向かって、共にがんばりましょう。