2025年11月13日

TASS2025/台湾最大級のサステナブル展/開催にあたって/賴俊吉TASS理事長/中小のAI普及後押し

――今回で6回目の開催となる。

「出展企業や展示内容などはその年々で変化があるが、本年はAIを中心としたデジタル技術に注目した内容となっている。循環経済を実現するためにAIは今や欠かせないツールだ。大企業では導入が進んでいるが、台湾の中小企業ではいまだ十分ではない。普及が進むように後押ししていきたい」

――デジタル活用への期待は。

「AIの活用を通じて、仕事の効率を引き上げることができる。少子化で人手不足が深刻化しており、展示会の管理運営もAIの導入が必須になってきている。今回、各企業がAIを導入する一例として、フォーラムでの多言語の同時翻訳や案内用ロボットを用意した」

――地熱発電のフォーラムも開催した。

「地熱発電は太陽光や風力に次ぐ、再生可能エネルギーとして期待を集めている。TASS2025の開催で、人々の地熱発電への理解を深める一助になれば幸甚だ」

――来年度に向けて。

「出展企業や来場者のさらなる増加を目指したい。そのためには注目度を高めていく必要がある。既存メディアだけでなく、SNSや動画配信サイトなどを通じて若者に魅力を伝えることが重要だと感じている」











本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more