2019年7月26日

都市対抗野球 JFE東日本が初優勝 令和初の王者 MVPに須田投手

第90回都市対抗野球は25日、東京ドームで決勝が行われ、JFE東日本(千葉市)が悲願の初優勝を果たした。前身の川崎製鉄千葉時代以来、21年ぶりとなった決勝の舞台で、名門・トヨタ自動車(豊田市)を相手に6―4で接戦を制し、令和初の王者に輝いた。橋戸賞(最優秀選手)には抑えとして全試合に登板し、4勝を挙げた須田幸太投手が選出された。

試合は初回、トヨタの主砲・沓掛に先制タイムリーを許したが、2回にJFE東が8番・長谷川のツーランで逆転。4回にJFE東の須田とDeNAで共にプレーした細山田の本塁打で同点とされたが、その裏の攻撃で、JFE東は内野安打3本を含む6本の単打で4点を挙げ、勝利を大きく手繰り寄せた。

投手陣は先発・本田が緩急をつけながら要所を締め、5回途中3失点と試合をつくると、日本製鉄かずさマジックからの補強選手・橘が1回3分の2を1失点と粘り、"鉄鋼リレー″で守護神・須田につないた。須田は打者7人を無安打に抑える完全投球で、トヨタの猛追を封じ込めた。

JFE東の応援には準決勝の1万5000人を上回る2万人が駆けつけ、1塁側スタンドを埋め尽くした。JFE東はチームの快進撃を後押しした熱い声援が評価され、応援団コンクールの最優秀賞も受賞した。

試合後、記者団の取材に応じたJFEスチールの北野嘉久社長は開口一番、「感無量」と喜びをかみしめ、今大会3度のサヨナラ勝ちを経験したチームから、「最後まであきらめないことを選手たちに教えられた」と熱闘をたたえた。新人10人をはじめ、若手主体のチームが成し遂げた快挙に活力をもらい、「鉄鋼業界もますます盛り上がっていかないといけない」との思いを強くした。

おすすめ記事(一部広告含む)