2021年4月20日
野球 「鉄鋼対決」日鉄かずさMが勝利 JABA岡山大会 JFE西1点及ばず
社会人野球のJABA岡山大会は3日目の18日(17日の試合は雨天順延)、倉敷マスカットスタジアム(岡山県倉敷市)で日本製鉄かずさマジックとJFE西日本硬式野球部が激突した。接戦となった「鉄鋼対決」を1点差で制したのは、かずさマジック。両チームは決勝トーナメントへの進出を懸け、きょう20日の予選最終戦に臨む。
かずさマジックとJFE西は、今年のスポニチ大会の覇者・三菱自動車倉敷オーシャンズやJR北海道硬式野球クラブと同じ予選Bブロックを戦う。かずさマジック、JFE西ともに初日で白星をあげており、2戦目は決勝進出を左右する大事な試合となった。
一回裏にJFE西が1点を先制。先行を許したかずさマジックは三回表に内山翔太選手のヒットで追いつき、ゲームは振り出しへ。その後は、両チーム得点を許さず一進一退の攻防を演じた。試合に動きが出たのは六回表。かずさマジックは、2アウト満塁からフォアボールで1点勝ち越し。続く2アウト満塁で内山選手が初球から三塁打を放ち、3点を追加した。一方のJFE西は8回裏に小串寛徳選手が3点を返したものの力及ばず。「鉄鋼対決」は、4打点をあげた内山選手の活躍などで、かずさマジックが5対4で勝利した。
球場では、社会人野球ファンや日鉄、JFEの関係者が選手に声援を送った。かずさマジックの応援に広島から駆け付けた太陽シャーリングの天谷武社長は、試合後に「いい試合だった。鉄鋼業界はまだまだ厳しい環境にあるが、こういった形で元気を発信してもらえうれしい」と話した。
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