2009年6月12日

アルミ新地金、75―78ドルと上げ収束 7―9月プレミアム

 2009年第3四半期(7―9月期)のアルミニウム新地金対日プレミアム(CIF・JAPAN)交渉がほぼ一巡し、中心はトン当たり75―78ドルで収束する状況だ。上昇に転じるのは1年(4四半期)ぶりで、対前期比20ドル程度の引き上げ。

 交渉スタート時には一部で70ドルを下回る決着が見られたものの、ロシアのUCルサールが7―9月期での出荷停止の意向を表明。その後、プレミアムは一気に70ドル台半ば以降の交渉が展開された。

 大手商社の中には、「長期契約の精神を尊重すべき」として、上げ幅圧縮に向け交渉継続の動きが見られるも、サプライヤーはスポットプレミアム急上昇などを受け、強気の姿勢を崩していない。このため、大勢は昨年第4四半期並みで決着する見通しだ。

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