2012年7月17日

グレシック銅製錬所、スクラップ確保に注力

 三菱マテリアルなどが出資するインドネシア・カッパー・スメルティング(PTS)のグレシック銅製錬所(東ジャワ州)は、銅スクラップの安定確保に注力する。鉱石品位の低下により、直近の電気銅生産量は年産能力30万トンに対し25万―26万トンにとどまる。品位低下をカバーする原材料として、現状で月2000トン程度の銅スクラップを投入する。インドネシア国内の故銅市場は未成熟のため、輸入調達に依存する状況だ。

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