2015年2月13日

4-12月大手軽圧3社中2社 在庫評価益で経常増益

国内大手軽圧4社の2014年4―12月連結決算は、経常利益を発表している3社中2社が増益となり、残り1社も4―9月に比べ減益幅が縮小した。アルミ地金価格の続伸による在庫評価益が寄与した。一方、10月以降の軽圧品需要全体は9月までに比べ大きな変動はなかったが、一部メーカーの販売量は期初予想を上回った。缶材のシェアに異動があったことや、円安を背景に輸出が伸びたことが背景にあるとみられる。4―12月の進捗を踏まえ、神戸製鋼所(アルミ・銅事業部門)は通期の経常利益見通しを上方修正した。

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