2009年4月8日

電炉粗鋼、30年ぶり2400万トン割れ

 2008年度の電炉メーカーの粗鋼生産量は、昨秋以降の世界的な景気悪化による需要急減を受け、78年度以来、30年ぶりに2400万トンを割ったもよう。

 普通鋼は建設需要の低迷や買い控えの影響を受け、特殊鋼は自動車・建産機メーカーの急激な生産調整により、ともに前年度比20%以上の落ち込みとなったようだ。電炉各社はいぜん歴史的な低生産を強いられており、09年度はさらに悪化することが予想される。

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