2011年7月5日

新日鉄住金ステンレス、Ni系鋼板1・5万円下げ

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は4日、国内店売り向けステンレスの冷延薄板と厚中板の7月価格を発表し、ニッケル系冷薄の出荷価格と厚中板の契約価格を、前月比トン1万5000円引き下げる。原料となるニッケルの価格が対前月平均比で下落したため。クロム系冷薄の出荷価格は、為替が円高に推移しているため5000円引き下げる。

 これにより冷薄カットエッジコイル価格はニッケル系(板厚2ミリ以下)が36万5000円、クロム系が27万5000円で、ニッケル系は2カ月連続の値下げとなる。6月の時点で検討するとしていた厚中板のベース価格引き上げは、今月は見送ることとした。

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