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太陽光パネルリサイクル装置メーカー 日本市場を開拓

2026.05.27 / 2 min read
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Strategy Portrait
激動の時代において、不変の価値とは何か。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
 太陽光パネルのリサイクル装置メーカーがパネルの大量廃棄時代に備え日本市場の開拓に注力する。韓リセットカンパニーは独自技術で開発したリサイクル装置の本格販売を開始した。国内勢も独自技術のホットナイフでガラスとセル/EVAシートを分離するエヌ・ピー・シーが品ぞろえを拡充。環境保全サービス(岩手県)やタイガーチヨダマテリアル(東京都)、未来創造(山形県)なども装置納入数を着実に増やしている。

 リセットカンパニーはすでに日本企業向けの納入実績がある。日本市場はこれから太陽光パネルの大量廃棄時代を迎えるため大きな市場成長が期待できると判断。建設業のユナイト(大阪市)と日本総代理店契約を締結し、独自に開発したリサイクル装置を日本で本格的に販売する。ユナイトは年5台の販売目標を掲げている。

 リセット社の装置は熱風をパネルに当ててEVAを軟化させてから、ガラスとセル/EVAシートを分離するのが特長だ。ガラスを割らずに回収できる。韓国では自社のリサイクル装置を活用して太陽光パネルリサイクル事業も行う。「月に5000枚処理している」と金正潤日本支社長は説明する。

 エヌ・ピー・シーは装置の品ぞろえを拡充した。太陽光パネルのガラスを割らずにセル/EVAシートを分離する既存製品のホットナイフに加え、今年4月には割れガラス分離装置の販売を開始。災害や運搬時の衝撃などで割れてしまったパネルもリサイクルできる装置を追加した。アルミフレームとジャンクションボックスを取り外すディフレーマーや分離後もガラスに残るEVAを除去するEVAスクレーパーなどと合わせて拡販する。

 環境保全サービスは開発したリサイクル装置のガラスわけーる3型システムを全国のリサイクラーなど協力企業に販売する。回収したガラスは廃ガラスリサイクル事業協同組合(岩手県)を通じて飲料用ガラス瓶などと一緒に再利用する。

 タイガーチヨダマテリアルはガラス分離装置のPVリサイクルハンマーなどの納入件数が今年2月時点で約40道府県に拡大。未来創造は27年3月までに累計41台のリサイクル装置の納入を計画する。粒状の投射材料をガラス表面に噴きつけてセル/EVAシートとガラスを剥離する装置などを販売する。

 環境省などによると、30年代後半以降に使用済み太陽光パネルの排出が本格化する。排出量は年間最大50万トン程度に達することが想定されており、全国のリサイクラーなどがリサイクル装置の先行導入を進めている。しかし「現有設備だけでは排出が本格化すると処理が逼迫する」とリサイクル装置メーカーは指摘。今後も市場開拓の余地は十分にあると考えている。



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