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鉄スクラップ 6契入札 関東輸出価格5万4506円 ほぼ横ばい

2026.06.11 / 2 min read
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関東鉄源協同組合(理事長=南光司・ミナミ社長)は10日に鉄スクラップ輸出入札(品種=H2)を開いた。6月契約分の落札価格はトン当たり5万4506円(FAS=船側渡し条件)と、前月比96円(0・17%)安のほぼ横ばいだった。向け先はバングラデシュ。東南アジア・南アジアが6月に雨季に入って鋼材需要が減退し、日本からの鉄スクラップ輸出商談が難航。一方で為替の円安が円建て輸出価格を引き上げる要素になり、下げ材料と拮抗した。国内価格をトン500―1000円ほど上回ったものの、軟調な海外相場や国内の鋼材需要の低迷などを映し、国内相場は頭打ちとなりそう。

落札は1本で、数量は2万トン。7月をめどに船積みする。応札件数は14件。応札権を持つ15商社のうち1社が辞退した。応札数量は12万400トン。

ベトナムやバングラデシュの鉄スクラップの輸入意欲が落ちている。雨季に入って鋼材需要が落ち込み、製鋼原料である鉄スクラップの需要が減退した。5月以降、欧米や豪州などから鉄スクラップや半製品(ビレット)を輸入したため、国際相場に比べて割高な日本の鉄スクラップを輸入する商談につながりにくくなったとの事情もある。

為替は5月12日の前回入札日より円安に振れ、円建て輸出価格を上げる材料となっていた。10日時点の為替レート(TTB)は1ドル=159・45円と、前回から3・03円下落。TTB換算のドル建て価格はトン当たり341・84ドルと前月比約7・23ドル(2・07%)下がった。

海上運賃(フレート)も前回に比べてトン5―10ドル前後下がっている。5月中旬から下落傾向にある原油価格に連動した。南理事長は足元のフレート価格について、「2万トンの鉄スクラップの船積みだとして、ベトナム向けの場合はトン当たり40ドル弱、バングラデシュ向けの場合は70ドル弱程度だ」と話した。フレート価格の下落は通常、FAS条件の輸出価格が上がる要因となる。

南理事長は今回の落札価格を「スポット価格であって、一般的な輸出価格とはいえない」と評価し、国内市況に与える影響は薄いとの認識を示した。国内の鉄スクラップ需給が低位で安定していることも相場の横ばい予想の背景にあるとした。ただし海外相場の下落スピードや為替動向には注意を払う必要があると付言した。

同組合の落札価格は昨年7月実施分以来11カ月ぶりに下がったものの、本年4月から3カ月連続で5万4500円前後の価格帯で、大きな値動きがない。

組合の契約残は5月契約分の1万トン(落札価格=5万4602円)で、今月の15―20日の期間にお台場からベトナムに向けて積み込む。次回の入札は7月9日に実施する。

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