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日鉄ステンレス鋼管 半導体製造用クリーンパイプ 需給タイト、湘南フル操業

2026.07.08 / 2 min read
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生成AIの急速な拡大や企業のDX推進に伴い、半導体メーカーには世界的に追い風が吹く中、半導体製造用の小径クリーンパイプの需給が逼迫しつつある。日鉄ステンレス鋼管の湘南工場(神奈川県藤沢市)では、今年春からフル操業が継続し「小径クリーンパイプの製造は、ほぼ現行能力いっぱいに達している」(日山智雄社長)という。顧客ニーズに対応すべく、主に配管用・シリンダー向けの溶接ステンレス鋼管を生産する北関東工場・古河(茨城県古河市)でも中径クリーンパイプの代替生産を開始した。

 日鉄ステンレス鋼管の半導体製造用のクリーンパイプは足元で月間4万本体制だが、これまでのピークである同5万本に向けて生産の上方弾力性を保ち、アジアなど海外向けにも販路を広げたい考え。主力の古河工場では溶接ステンレス鋼管(配管用・シリンダー用)を製造してきたが、湘南工場の需給逼迫を受け代替生産を開始し、需要地である関東地区で生産体制の最適化を急ぐ。

 高性能半導体需要の世界的な伸びと同様に、装置メーカー向けクリーンパイプ需要も伸びている。日山社長は「現状は遅れることなく生産している」とし「まずは設備の最適生産を考慮し、古河工場の製造可能範囲を広げ、クリーンパイプの生産能力を高めたい。しっかりとした品質と納期を満たせるよう顧客ニーズに対応する」と話し、今ある生産能力をフル発揮し、旺盛な需要を捕捉する方針だ。

 半導体向けの需要は2022年が絶好調だったものの、24年ごろから低迷し25年の年央は需要の底だった。25年度末から再び次世代半導体需要が旺盛となり、国内でも北海道のラピダスをはじめ、TSMC(台湾積体電路製造)、米マイクロン・テクノロジー、キオクシアなどが新工場の建設を急ぐ。

 日鉄ステンレス鋼管の半導体製造用クリーンパイプはこれまで「SUMICLEAN」(スミクリーン)、「SUMIWEL」(スミウェル)として、旧住金ステンレス鋼管時代から親しまれてきたが、24年秋に「NSCP」(ニッポン・スチール・クリーン・パイプ)として再ブランディング。クリーンパイプのNSCPシリーズとしてそれぞれ「NSCPN」「NSCPD」「NSCPS」の3品種をシームレス管、「NSCPA」を溶接管として4品種をグローバル展開している。

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