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銅スクラップ長契が決着 銅箔増量要請も問屋難色 7―9月

2026.07.08 / 2 min read
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伸銅や製錬、電線メーカーなどが商社や原料問屋と結ぶ銅スクラップの7―9月期の長期契約交渉が決着した。夏季休暇の影響で工場の稼働率が低下することもあり、メーカー購買量は前四半期比でおおむね横ばいか若干減となる見通し。一部の伸銅、銅箔メーカーは銅系ウワ物の増量を要請したが、集荷難を背景に供給サイドの反応は薄く、逆に横ばいもしくは削減での回答も目立った。価格条件は据え置きが大勢だが、黄銅棒向けなどで価格引き下げの動きも見られた。

 板条や電線を生産する大手メーカーは前月上旬、操業事情で1号銅線は7月の契約量のみ前四半期比で増量を希望し、逆に8、9月は減量と問屋側に通達。銅ナゲットは複数工場向けで数量減を提示した。価格条件は1号銅線、銅ナゲットともに横ばいかキロ1円前後の改定となった。

 1号銅線の増量要請には応じない問屋が大半を占めた。1号銅線や銅ナゲットは資材の調達難などを要因とした解体や電気工事案件の停滞で、母材の被覆電線が極端に不足。発生環境がしばらく改善しないとみる問屋側の慎重姿勢を崩せなかったようだ。別の電線向けは数量が微減となったメーカーもある。

 銅箔向けは関東のメーカーが1号銅線は減量とするも、銅ナゲットは現状維持を希望。このほか複数のメーカーが半導体産業の好調さから銅ナゲットの増量に動いたが、同様に集荷難で受け入れられない問屋が多かった。

 銅管向けは1社が生産量は大きく変わらないとしつつも、1号銅線や銅ナゲット、上銅の増量を打診。ただ価格条件引き上げの動きが一向になく、「前四半期比で約1割増のオファーがあったが、数量増には断りを入れた。」(関東の直納問屋)。別の1社は7、8月の購買量は横ばいだが、炉修の関係で9月は数量を減らす方針。

 低調な生産活動が続く黄銅棒向けは数量横ばいか減少。大手メーカーは黄銅削り粉などの契約数量、価格条件を全て現状維持とし、別のメーカーも数量、条件ともにおおむね横ばいとなった。別の1社は設備トラブルの影響で黄銅削り粉などの購買量を前四半期比で若干減らし、黄銅削り粉や黄銅棒コロは価格条件の引き下げも提示したようだ。

 製錬向けは数量、価格条件ともに基本横ばいだが、一部減少。今秋に炉修を控える製錬所は設備トラブルがあった影響もあり原料在庫の消化が遅れ、「前四半期比で3割前後の減量を打診された」(関東の直納問屋)との声も寄せられている。

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