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DOWA ルテニウム回収本格化 26年度600キロ販売計画 価格高騰で利益源に

2026.08.04 / 2 min read
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DOWAホールディングスの製錬事業会社DOWAメタルマイン(本社=東京都千代田区、佐藤重樹社長)はこのほど、半導体向け電子材料などに使われるルテニウムの回収・販売を本格的に開始した。回収するのはルテニウム品位が50―60%の粗酸化ルテニウムで、2026年度は年間600キログラムの販売を計画する。佐藤社長は「ルテニウム価格がこの1年で高騰し、しっかりとした利益源になっている」と語る。

 リサイクル製錬を手掛ける子会社の小坂製錬(秋田県小坂町)で数億円をかけ、粗酸化ルテニウムを回収するための反応器やフィルタープレスを導入。24年に設備が完成し、昨年から回収・販売を行っている。

 回収した粗酸化ルテニウムは、高純度なルテニウムへの精製を行うレアメタルメーカーなどに販売。需要家との調整などが進み、本年度に入ってから事業が「巡航速度になった」(佐藤社長)。

 DOWAグループは亜鉛製錬を行う秋田製錬(秋田市)と小坂製錬のコンビナート機能を生かし、亜鉛精鉱やEスクラップ(廃電子基板類)に含まれる貴金属、レアメタルの回収強化に近年力を注いでいる。ルテニウムの回収もこうした取り組みの一環として開始した。

 小坂はリサイクル製錬に適したTSL炉を持つ。電子機器技術の高度化などからEスクラップの金含有量は減少しており、「かつてと同じ量の金を回収するのに、倍くらい原料を処理しないといけない」(同)。今後は錫やニッケル、アンチモンなどを含有する新たなリサイクル原料の集荷も拡大する考えだ。

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