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細倉金属、錫製錬10月稼働 グループ中間原料増対応

2026.08.19 / 2 min read
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三菱マテリアル子会社で鉛製錬メーカーの細倉金属鉱業(宮城県栗原市、阿部信二社長)は、建設中の錫製錬の上工程設備が10月に試運転を開始する予定だ。三菱マテリアルグループは銅、鉛、錫の製錬ネットワークを生かし、多様な金属を効率的に回収する資源循環体制の強化を進める。二次原料の処理拡大に伴い銅製錬工程では鉛・錫含有中間原料の発生増加が見込まれ、細倉はこれらを処理する重要な役割を担う。

 同社は昨年、グループ会社のマテリアルエコリファインから錫製錬事業を譲受。錫製錬拠点の生野事業所(兵庫県)を引き継ぎ、細倉の鉛製錬で発生する錫滓のリサイクルまで一貫して行えるようになった。

 現在は細倉で出る錫滓を全て生野に送って製錬しているが、細倉に錫製錬用の上工程設備の建設を進める。導入するのは乾燥炉と電気炉。阿部社長は「10月上旬に試運転を開始し、垂直立ち上げしたい」と話す。設備稼働後は、細倉で粗錫まで加工してから生野に送り、下工程の電解で純度99・995%の電気錫を生産する流れになる。

 細倉は鉛二次原料の廃バッテリーを月間約4000トン処理。このほかに、三菱マテリアルの銅製錬拠点である直島製錬所(香川県)と小名浜製錬所(福島県)で発生する鉛・錫含有中間原料も受け入れている。

 三菱マテリアルは銅製錬所を中心とした二次原料リサイクルの処理拡大を進めている。Eスクラップ(廃電子基板類)などの二次原料処理が増えるのに伴い、鉛・錫含有中間原料の安定処理を担う細倉・生野の両製錬所の重要性が一段と高まっている。阿部社長は「今回の設備導入により鉛・錫含有中間原料の安定処理体制を強化し、グループの資源循環ネットワークのさらなる強化につなげていきたい」と語る。

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