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東京製鉄、販価据え置き 店売り鋼材9契全品種

2026.08.19 / 2 min read
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東京製鉄は18日、9月契約分の鋼材販売価格(店売り向け)を全品種で据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月連続となる。会見した伊藤岳取締役執行役員営業本部長は、「鉄スクラップ価格が高止まりし、製造諸コストの上昇傾向が続いていることから、再値上げへの意欲はある。これまでの値上げで市況は着実に上がっているが、夏季休暇などで国内市場は凪(なぎ)状態にあり、上げに転じても良い品種があるものの、9月契約分の販売価格は全品種で据え置き、状況を見極めていきたい」と述べた。

 海外市場は、「アジアと米欧の価格差が顕著で、米欧諸国では電炉鋼材が評価されるマーケットができつつある」との認識を示した。

 国内マーケットは、「建設需要は秋口にかけて大型物件が動き出すことが見込まれ、市中も動意付いて市況上昇が着実に進んでいる。マイクロンテクノロジーの広島工場拡張工事でロールH形鋼や厚板、BCP(建築構造用冷間成形角形鋼管)などの需給がタイトし、価格の上昇要因になる可能性がある」と述べ、また「法制化準備に伴って多分野で低CFP鋼の需要が高まり、受注量は回復基調にある。夏季炉修による季節要因も重なって、鋼板類のリードタイムは延びている。また熊本地震によるサプライチェーンへの影響をよく見極めながら、復旧・復興需要には最優先で対応する」とコメント。

 鉄スクラップ動向は、「スクラップ発生量の多い米国と欧州では鉄鋼製品の輸入規制を行っており、それぞれの国内生産量は増え、国内市況はアジアに比べて高い。このスクラップ輸出地域が自国で発生するスクラップを高値でも購入していることから、鉄スクラップ価格は構造的に安くならず、高止まりするとみている」と述べた。

 物件向け販売、在庫販売は18日午後から開始した。価格(ベースサイズ)はH形鋼が同11万8000円、異形棒鋼は同9万5000円、厚板は同10万8000円とし、前月比で据え置いている。

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