激動の時代において、不変の価値とは何か。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
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鉄鉱石や原料炭を運ぶドライバルク(ばら積み船)市況が騰勢を強めている。太平洋航路のスポット用船料は8月5日に、約2カ月ぶりに日建て5万ドル(約790万円)に達した。中国鉄鋼メーカーによる鉄鉱石輸入が堅調なほか、インドが原料炭の調達を拡大している。短期的にはケープサイズの船腹供給は限定的で、ギニアから極東向けの鉄鉱石輸送拡大に伴うトンマイル需要増加が見込まれる中、ドライバルク市況は底堅く推移する見通しだ。
海運関係者によると、載貨重量18万2000トンのケープサイズのスポット用船料は、太平洋航路で年初の不需要期もおおむね日建て2万ドル超を維持した。その後、台風による港湾混雑などを背景に市況が上昇し、一時5万ドル超に達した。主要5航路平均の用船料は上期3万3000ドル水準から、7月平均3万8000ドル水準に上昇し、8月に入るとさらに騰勢を強め、月間平均4万3000ドル水準へ切り上がった。
中国の2026年上期の海上鉄鉱石輸入は6億1700万トンと前年同期比6%増え、通年で前年比3%増の約12億7000万トンと予想する。中国の粗鋼生産見通しは弱いが、中国国内の鉱石生産やスクラップ使用量の減少が輸入需要を支える。中国主導で開発が進むギニアのシマンドウ鉱山は25年末に初出荷し、26年上期に660万トンの鉄鉱石を輸出した。26年は1600万トン規模に達するとの見方がある。
原料炭需要は中国からインドなどへ軸足を移す。中国では鋼材需要の低迷やモンゴルからの陸送供給が増え、26年上期の海上原料炭輸入は前年同期比10%減った。通年は前年比8%減の5100万トン程度とみる。一方、インドの海上原料炭輸入は25年の8110万トンから、26年は8700万トン水準へ拡大する見込みだ。
26年のケープサイズ船腹供給は前年比プラス2・4%と限定的な増加にとどまる見方がある一方、ギニアからアジア向けの長距離鉄鉱石輸送の増加に加え、イラン情勢を背景とした船舶滞留や減速航海などによる実効船腹の制約が見込まれている。市況を大きく押し下げる材料は見当たらない。

海運関係者によると、載貨重量18万2000トンのケープサイズのスポット用船料は、太平洋航路で年初の不需要期もおおむね日建て2万ドル超を維持した。その後、台風による港湾混雑などを背景に市況が上昇し、一時5万ドル超に達した。主要5航路平均の用船料は上期3万3000ドル水準から、7月平均3万8000ドル水準に上昇し、8月に入るとさらに騰勢を強め、月間平均4万3000ドル水準へ切り上がった。
中国の2026年上期の海上鉄鉱石輸入は6億1700万トンと前年同期比6%増え、通年で前年比3%増の約12億7000万トンと予想する。中国の粗鋼生産見通しは弱いが、中国国内の鉱石生産やスクラップ使用量の減少が輸入需要を支える。中国主導で開発が進むギニアのシマンドウ鉱山は25年末に初出荷し、26年上期に660万トンの鉄鉱石を輸出した。26年は1600万トン規模に達するとの見方がある。
原料炭需要は中国からインドなどへ軸足を移す。中国では鋼材需要の低迷やモンゴルからの陸送供給が増え、26年上期の海上原料炭輸入は前年同期比10%減った。通年は前年比8%減の5100万トン程度とみる。一方、インドの海上原料炭輸入は25年の8110万トンから、26年は8700万トン水準へ拡大する見込みだ。
26年のケープサイズ船腹供給は前年比プラス2・4%と限定的な増加にとどまる見方がある一方、ギニアからアジア向けの長距離鉄鉱石輸送の増加に加え、イラン情勢を背景とした船舶滞留や減速航海などによる実効船腹の制約が見込まれている。市況を大きく押し下げる材料は見当たらない。
