激動の時代において、不変の価値とは何か。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
仮設材や鋼材の運送を手掛ける岸貝物流(本社=京都府宇治田原市、平島穣社長)は、本業の輸送を軸に事業領域の拡大を進めている。顧客の鋼材を保管する在庫機能を持つほか、加工工程の一部を補助する業務などにも対応。輸送量の安定確保につなげる一方で、「企業としてより付加価値を高めていく」(平島社長)考え。燃料費や車両費、人件費などのコスト上昇にも対応するため、収益基盤の強化を図る。
物流業界では働き方改革に伴う「2024年問題」やドライバー不足を背景に、輸送の効率化や人材の確保・定着が従来以上に求められている。鋼材物流でも、限られた人員や車両を効率的に活用し、安定した輸送力を維持することが重要な課題となっている。
設立当初は重仮設リース専門の運送会社だったが、「梅雨など不需要期には輸送量が大幅に落ち、収益が不安定になることが課題だった」(同)ため、平島社長が中心となってH形鋼やコイル製品など鋼材輸送の新規開拓に着手した。さらにここ数年は「運送プラスアルファ」の付加価値を高めようと、鋼材の保管機能を拡充している。
物流拠点では顧客から土木工事などに使う敷板を預かり、必要なタイミングに合わせて出荷・配送することで、輸送全般の効率化も図っている。敷板の穴開け加工など作業の一部も補助し、顧客の業務負担軽減につながる取り組みにも力を入れる。
足元では燃料費や車両価格、人件費など物流を取り巻くコストの上昇が続く。輸送に保管や加工補助などを組み合わせて事業の付加価値を高め、収益力の向上につなげる。平島社長は「適正価格での受注を確保し、従業員の処遇改善や働きやすい職場環境の整備を進め、人材の確保・定着につなげたい」と話す。
安全・安定輸送を継続するため、コスト上昇への対応を進めるとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)も進めている。車両や勤怠管理のほか、配車以降の工程にAIを活用し、必要な書面の発行など社内業務の効率化を推進。「鉄鋼製品の輸送なら岸貝物流がファーストチョイスとなるよう、さまざまな施策を進めていく」(同)としている。
岸貝物流は1998年に大阪府岸和田市で設立。営業拠点は本社と大阪営業所(大阪市西淀川区)、東播営業所(兵庫県播磨町)、千葉営業所(千葉県印西市)、名古屋営業所(愛知県弥富市)。子会社のメタルプレートでは敷板を扱うほか、阪和興業との合弁会社のKHロジスティクスでは23年4月から倉庫・輸送業務まで担う。

物流業界では働き方改革に伴う「2024年問題」やドライバー不足を背景に、輸送の効率化や人材の確保・定着が従来以上に求められている。鋼材物流でも、限られた人員や車両を効率的に活用し、安定した輸送力を維持することが重要な課題となっている。
設立当初は重仮設リース専門の運送会社だったが、「梅雨など不需要期には輸送量が大幅に落ち、収益が不安定になることが課題だった」(同)ため、平島社長が中心となってH形鋼やコイル製品など鋼材輸送の新規開拓に着手した。さらにここ数年は「運送プラスアルファ」の付加価値を高めようと、鋼材の保管機能を拡充している。
物流拠点では顧客から土木工事などに使う敷板を預かり、必要なタイミングに合わせて出荷・配送することで、輸送全般の効率化も図っている。敷板の穴開け加工など作業の一部も補助し、顧客の業務負担軽減につながる取り組みにも力を入れる。
足元では燃料費や車両価格、人件費など物流を取り巻くコストの上昇が続く。輸送に保管や加工補助などを組み合わせて事業の付加価値を高め、収益力の向上につなげる。平島社長は「適正価格での受注を確保し、従業員の処遇改善や働きやすい職場環境の整備を進め、人材の確保・定着につなげたい」と話す。
安全・安定輸送を継続するため、コスト上昇への対応を進めるとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)も進めている。車両や勤怠管理のほか、配車以降の工程にAIを活用し、必要な書面の発行など社内業務の効率化を推進。「鉄鋼製品の輸送なら岸貝物流がファーストチョイスとなるよう、さまざまな施策を進めていく」(同)としている。
岸貝物流は1998年に大阪府岸和田市で設立。営業拠点は本社と大阪営業所(大阪市西淀川区)、東播営業所(兵庫県播磨町)、千葉営業所(千葉県印西市)、名古屋営業所(愛知県弥富市)。子会社のメタルプレートでは敷板を扱うほか、阪和興業との合弁会社のKHロジスティクスでは23年4月から倉庫・輸送業務まで担う。
