激動の時代において、不変の価値とは何か。
最前線で舵を取るリーダーが、その胸中を明かす。
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【台湾・宜蘭=鈴木大詩】台湾本拠のリサイクル企業、聯友金属科技(リエンヨウメタルズ、呉永中董事長)は、超硬工具リサイクルで亜鉛蒸留法の設備を導入する。短時間で高効率にタングステンとコバルトの分離ができ、低品位の超硬スクラップを有効活用する。タングステン再生の拠点である台湾南部・屏東(ピントン)県内に専用工場を設ける。今年中の稼働開始を見込む。高まるタングステン需要にリサイクルで応える。
固形の使用済み超硬工具は「ハードスクラップ」と呼ばれ、再資源化には合金状態を解消する前工程が必要だ。現在は台湾北東の宜蘭(イーラン)県の拠点で電解工程によりタングステンとコバルトを分離している。
電解は元素ごとに高純度なリサイクルを可能とするが、比較的リードタイムが長い。同社はタングステンやコバルト製品の能力増強に努めており、高効率な処理を可能とする亜鉛蒸留設備の導入を決めた。
亜鉛蒸留法は一般的に、ハードスクラップと溶融した亜鉛を反応させて脆くし、亜鉛を蒸留して取り除く前処理工程。低品位スクラップの有効活用と能力拡大に適する。
現在、納入済みの設備を用いてデータ収集など、本格稼働に向けた準備を進めている。スクラップの品位や形状によって電解法と亜鉛蒸留法を使い分け、最終製品のタングステンおよびコバルト製品の生産を高める。
亜鉛蒸留設備の導入は一連のタングステン増強投資の一部で、投資額は約1億台湾ドル(約5億円)。同社は約30億台湾ドルを投じ、来年9月までに製品のタングステン酸ナトリウム(ST)の生産能力を、現状比2倍の年1万トンに引き上げる計画を進めている。

固形の使用済み超硬工具は「ハードスクラップ」と呼ばれ、再資源化には合金状態を解消する前工程が必要だ。現在は台湾北東の宜蘭(イーラン)県の拠点で電解工程によりタングステンとコバルトを分離している。
電解は元素ごとに高純度なリサイクルを可能とするが、比較的リードタイムが長い。同社はタングステンやコバルト製品の能力増強に努めており、高効率な処理を可能とする亜鉛蒸留設備の導入を決めた。
亜鉛蒸留法は一般的に、ハードスクラップと溶融した亜鉛を反応させて脆くし、亜鉛を蒸留して取り除く前処理工程。低品位スクラップの有効活用と能力拡大に適する。
現在、納入済みの設備を用いてデータ収集など、本格稼働に向けた準備を進めている。スクラップの品位や形状によって電解法と亜鉛蒸留法を使い分け、最終製品のタングステンおよびコバルト製品の生産を高める。
亜鉛蒸留設備の導入は一連のタングステン増強投資の一部で、投資額は約1億台湾ドル(約5億円)。同社は約30億台湾ドルを投じ、来年9月までに製品のタングステン酸ナトリウム(ST)の生産能力を、現状比2倍の年1万トンに引き上げる計画を進めている。
