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9月契約 鉄スクラップ関東輸出入札4万8113円 973円下落 買い強まるも円高響く

2026.09.10 / 2 min read
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関東鉄源協同組合(理事長=南光司・ミナミ社長)が9日に実施した鉄スクラップ輸出入札(品種=H2、9月契約分)の落札価格はトン当たり4万8113円(FAS=船側渡し条件)と、前月から973円下がった。5月実施分から4カ月連続で下落。為替のドル安・円高が円建て輸出価格を押し下げた。向け先となるバングラデシュは雨期明けの鋼材需要回復を見込んで鉄スクラップの買いを強めたが、円高による下げ要因のほうが大きかった。

 落札は1本で数量は2万トン。10月をめどに船積みする。応札数量は10万400トン。応札件数は14件。辞退はゼロ。事務局によると向け先はバングラデシュ。

 南理事長は落札価格が下がった理由を「為替の円高だ」と説明した。ドルに対する円相場は8月7日の前回入札日より大きく上昇。9月9日時点の為替レート(TTB)は1ドル=152・74円と、前回から4・9円上がった。TTB換算のドル建て価格はトン当たり351・00ドルと前月比3・62ドル上がり、ドル建て価格は2カ月ぶりに上昇した。

 海上運賃(フレート)の上昇も需要国のコスト高につながり、輸出価格が伸び悩んだ一因だと分析した。足元のフレートは「ベトナム向けでトン当たり60ドル、バングラデシュ向けで70ドル前後だ」と述べ、前月比10―20ドル上昇していると話した。

 バングラデシュやベトナムは、雨期明けの鋼材生産を見越した製鋼原料の需要が底堅く、日本への鉄スクラップの引き合いは前月より強いと述べ、来月にかけてさらに強まる可能性があると示唆した。

 今回の落札価格は、電炉大手の東京製鉄の関東生産拠点である宇都宮工場と東京湾岸サテライトヤードのH2相当品種の買値(4万7000円)より1113円高い。

 東鉄は輸出対抗姿勢を鮮明にしているものの、一般の輸出業者が足元で輸出するとしたら価格は「FAS条件で4万6000―4万7000円前後だろう」(輸出業者)との声が聞かれ、今回の落札価格はいわゆる「関東鉄源ブランド」によるものとの見方もあることから、東鉄が自社拠点の買値を引き上げるかは不透明だ。

 組合は、8月28日に開始した8月契約分の2万トンのH2の船積みをきょう9月10日に終える予定。なお7月契約分1万5000トンのうち、1万トンはすでに船積みしたが残りの5000トンは未実施で、詳細な船積み期間は未定だという。

 次回の入札は10月9日に実施する。

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