2020年12月28日

CC出荷、過去最低へ 20年度見通し リーマン下回る1357万トン

全国コイルセンター工業組合(理事長=小河通治・小河商店社長)がこのほど、経済産業省のヒアリング用にまとめた資料によると、2020年度のコイルセンター出荷量は前年度比15・3%減の1356万7000トンと、リーマン・ショック直後の09年度実績(1383万2000トン)を下回り、過去最低となる見通し。緊急事態宣言などで経済活動が停滞した上期に前年同期比25・9%減と大幅に落ち込んだことが響く。下期は同4・3%減の755万9000トンと持ち直す見込みだが、需要が回復しても鉄鋼メーカーからの材料供給が間に合うかどうかが懸念される。

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