大和工業、米シェア維持注力 ＡＳＥＡＮ増強 計画通り

大和工業は26日、2023年3月期の決算説明会をオンラインで開催し、事業の中長期展望や投資戦略の進捗状況、また国内外グループ企業の販売実績などを明らかにした。

小林幹生社長は、事業の中長期展望と投資戦略の進捗状況などに触れ、「米国に次ぐ第2の収益柱への育成を目指す『ＡＳＥＡＮ形鋼300万トン体制構築計画』の新規拠点獲得は計画に沿って進行中。既存拠点の増強は最適な投資時期を見極めており、タイのサイアム・ヤマト・スチールはエネルギー消費効率化やＣＯ2排出量削減などのグリーン投資も検討する。ベトナムのＰＹビナは中国動向が投資時期の判断に重要になるが、先行き不透明感がある」と述べた。