2024年12月25日

鉄連見通し 国内鉄鋼需要25年微増 土木・非住宅建築回復へ 鋼材輸出の減速を注視

日本鉄鋼連盟は25日、2025年度の国内鉄鋼需要について前年に比べ微増となる見通しを発表した。建設分野は土木が公共事業予算措置によって上向き、建築は非住宅が回復に向かう見込み。自動車部門は国内生産が通常の体制に戻る一方で海外工場の減産傾向から前年並みを想定。建機は需要が戻るとみている。今井正会長(日本製鉄社長兼COO)は同日開催の会見で25年度の国内粗鋼生産について微増を予想しつつ、「(中国の大量の鋼材輸出の影響で)日本の鋼材輸出は厳しい状況が続く。米国の関税政策による影響についても注視する必要がある」とリスクへの留意にも重きを置いた。





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