
24年度CO2排出量4.8%減 生産効率高め環境対応特殊鋼棒線二次加工メーカーの宮崎精鋼は、モノづくりを通じて持続可能な社会の実現に貢献すべく、「もっとまわりを大切に!」との環境スローガンのもと、カーボンニュートラルに向けた各種取り組み、廃棄物の削減や再資源化など、環境保全への取り組みを積極的に推進している。
これらの活動とその成果は、「統合報告書」に纏められ、2008年より17年にわたり毎年継続的に発行されている(22年版までは「環境報告書」)。同報告書には、環境関連の取り組み内容や実績データが開示されているほか、会社情報、経営計画、品質、安全衛生、リスクマネジメント、社会貢献活動などが詳細に報告されている。
環境関連の取り組みの成果をみると、24年度のCO2の総排出量は、生産性向上による効果に加え、若干の生産量の減少もあって1万6612トンと、前年度比4・8%減少、2030年までの達成目標(30%削減)を定め、その基準年とした18年度比では13・7%の減少となった。また、エネルギー使用量は原油換算で8912㎘(前年度比2・0%減少)、一方、廃棄物排出量は7901トン(同8・5%減少)、再資源化率は99・83%と、2010年度以降、99・80%以上の水準を維持している。
同社は今般、新中期経営計画(CIF30 Neo)を策定、環境に対する取り組みとして、生産効率の更なる改善による温室効果ガスの削減、カーボンニュートラル・脱炭素に向けた開発鋼・電炉材の拡販、再生エネルギーの活用(EV充電器の追加設置、PHV/EV車への社有車順次切り替え、太陽光パネルの設置など)を上げ、更に取り組みを強化する方針。一方、取引先各社との一層の連携と共存共栄を進め、延いてはサプライチェーン全体の強化を図ることを目標に、22年に「五精会パートナーシップ交流会」を発足、「カーボンニュートラル対策などの環境対応」を始め、「適正取引の周知徹底」、「危機管理の対策強化」などの重要課題に取り組み中だ。
本社:名古屋市中川区丸米町1-1
TEL 052―361―2191
FAX 052―361―3045
生産拠点 本社工場、知多工場、十四山工場、Miyazaki Seiko de Mexico,S.A.de C.V.
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