2011年7月14日

高炉、値上げ浸透急ぐ 店売り薄板

 低迷が続く薄板店売り市場に変調の兆しが出ている。サプライチェーンが復旧し、大手需要家とのひも付き価格交渉も決着してきたことで、国内高炉メーカーが「価格転嫁の環境が整った」として、コイルセンターや特約店に対する値上げ圧力を高めているためだ。

 メーカー側は1―3月に比べて主原料コストが上昇した分のトン当たり1万5000円を最低ラインに全面浸透を図っており、納入先に対する4―6月の積み残し分の引き上げを急いでいる。







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