2011年8月5日

鉄鋼貿易、アジアで摩擦顕在化

 アジアの鉄鋼貿易摩擦が顕在化してきた。台湾の中国鋼鉄(CSC)が中印など4カ国へのアンチダンピング(AD)提訴を、韓国・現代製鉄が日本製鋼材への対抗措置をそれぞれ検討。政府ベースでもマレーシアが熱延鋼板の緊急輸入制限措置(SG)の予備調査を、インドネシアが冷延鋼板のAD調査を進めている。

 中国の増産や韓国・台湾の能力増強に伴い、各国の鋼材輸出が増えている。貿易摩擦は互いの産業に影響を与えるため、今後の各国の輸出動向が注視される。







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