2016年10月21日

全国粗鋼、4―9月 5254万トンに増 16年度 見通し 下期けん引し伸長

 日本鉄鋼連盟が20日発表した2016年度上期(4―9月)の全国粗鋼生産量は前年同期比0・9%増の5254万トンだった。国内の需要停滞、鋼材在庫適正化に向けての取り組み、原油安によるエネルギー鋼材需要低迷、中国の過剰生産・輸出による国際市場混乱などを背景とする鉄鋼メーカーの生産調整が続き、消費税増税前の駆け込み需要の反動減などで落ち込んだ15年度上期並みの水準にとどまった。下期は国内の需要増加が予想され、在庫調整も進展していることから緩やかな生産回復が続き、16年度としては15年度の1億423万トンを上回る見込み。







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