2019年2月18日

次世代海洋資源調査技術、海底熱水鉱床調査 システム確立にめど

 国の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として推進される、次世代海洋資源調査技術プログラムは最終年度となる本年度で、海底面下30メートルの潜頭性海底熱水鉱床を調査する「統合海洋資源調査システム」の確立に見通しが得られた。商業開発に最も近い海底熱水鉱床をターゲットとした高効率、低コストで高精度の資源調査にメドを付けた。コストの高いボーリング調査を省き、高効率で有望海域を絞り込む、世界初の海底での資源調査技術システムとなる。海洋資源調査は1000億円規模の潜在市場と試算され、日本のEEZ(排他的経済水域)内にも多くの海底資源が存在する。2018年度の民間企業主体の同システム実運用試験を経て、今後、海洋資源調査産業の創出を目指す。







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