2019年10月29日

本紙鋼材流通調査 店売り分野 荷動き盛上がり欠く

産業新聞社・流通取材班が本年10月上旬までに関東、関西地区で実施した鋼材流通アンケートによると、鋼材需要は前年度までの力強さはなく、横ばい、減少とみていることが分かった。建設分野は端境期で伸びず、製造業も日を追って減退傾向が強まり、特に店売り分野での荷動きに盛り上がりを欠く形となっている。さらに台風15号、19号による被害も鋼材流通への経営に重くのしかかる。ただ、こうした事業環境下で鋼材流通各社では、前年度までの販価是正もあって収益面では「黒字」が5割を超えた。設備投資についても「実施する」は53・2%にも上り、人手不足や老朽化更新の対応を急いでいる実態が示された。







本紙購読料改定のお願い

10月から月1万2000円(税別) 電子版単独は据え置き

産業新聞社は10月1日から本紙「日刊産業新聞」の購読料を月額1万1000円(消費税含まず)から1万2000円(同)に改定させていただきます。本体価格の改定は2021年10月、約45年ぶりに1000円の値上げを実施して以来、4年ぶりとなります。...more