2015年5月26日

印タタ、年度内に粗鋼3000万トン 新製鉄所 第1高炉9月稼働

 インド鉄鋼大手、タタ製鉄のT・V・ナレンドラン社長は、「2015年度(16年3月期)内に世界粗鋼生産能力3000万トン体制を確立する」考えだ。印東部で建設中の新製鉄所の第1高炉を15年9月に稼働させ、インド1300万トン、欧州1400万トン、東南アジア300万トンの合計で大台に乗せる。印市場は輸入材の増加で競争が激しいが需要の成長が続くため、新製鉄所で第2高炉建設を計画するなど、能力増強とM&Aで企業規模を拡大し、世界での存在感を高める方針だ。

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