2020年6月15日

中国鉄鋼企業、東南ア拠点を増強

 中国鉄鋼企業の東南アジアへの投資が止まらない。中国粗鋼生産5位、民営大手の北京建龍重工集団はマレーシア子会社のイースタンスチールの粗鋼生産能力を年500万トンに拡張する。時期は不明。現在70万トンの能力を今年に200万トンに増やして第1号の熱延ミルを導入した後、追加の増強を進める。マレーシアからの輸出を視野に入れており、中国資本の東南ア拠点がアジアの需給を揺さぶる懸念が高まりそうだ。

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