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2024.11.5
2022年11月16日
【上海支局】中国の10月の粗鋼生産は7976万トンと前月比8・3%減り、8カ月ぶりに8000万トンを割り込んだ。秋の需要期と政府の景気対策を見込んで鉄鋼メーカーが8―9月と生産を増やしたが、不動産不況やゼロコロナ政策による各地の都市封鎖で需要は振るわず、鋼材市況が下落し、収益が悪化したことで製鉄所の操業を落とす動きが広がった。11月も鋼材市況は軟化し、東北部では冬場の不需要期に入るため減産傾向を維持し、鋼材輸出の抑制につながりそうだ。
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