2025年10月16日
中国鉄鋼需要 長引く低迷 需給格差広がり輸出圧力 不動産投資1割減水準
中国の鉄鋼需要は、需要期の秋を迎えてなお低迷している。不動産投資額は前年より1割強少なく、地方の財政難からインフラ工事は停滞したまま。自動車生産は過去最高ペースだが、設備投資の不振で機械関連の生産は減っている。一方で粗鋼生産は高位を維持し、鋼材の在庫や輸出の増加に拍車をかけている。来週開催の共産党第20期中央委員会第4回全体会議(4中全会)で2026年からの5カ年計画が議論され、新たな経済対策が期待されているが、米国の対中追加関税が製造業に打撃を与え、鉄鋼の需給格差が広がる恐れがある。



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