2009年1月9日

製錬大手、相次ぎ減産

 国内の非鉄製錬大手が相次ぎ減産に乗り出した。世界景気の悪化による地金需要の減少を受け、すでに銅製錬最大手のパンパシフィック・カッパー(PPC)が年明けから操業度を10%落とした。

 住友金属鉱山はニッケルの生産を2008年度下期の当初計画比で20%前後減らすほか、東邦亜鉛は1―3月期に亜鉛と鉛を10%強減産する。三井金属も蒸留亜鉛の減産を実施しているほか、三菱マテリアルやDOWAホールディングスも減産の検討に入った。