2009年2月18日

LMEニッケル、再び1万ドル割れ

 ロンドン金属取引所(LME)のニッケル現物相場が約1カ月半ぶりに1万ドルの大台を割り込んだ。実体経済の悪化により主用途のステンレス、特殊鋼向け需要が低迷。足元の需給状況を示す在庫も増加が続いており、1月6日に記録した年初来高値からの下落率は26%に達した。

 現地16日のLMEニッケル現物セツルメントは前日比トン480ドル安の9920ドルに下落した。銅、アルミ、鉛、亜鉛など非鉄金属全体が売られた影響。1万ドル割れは昨年12月30日以来のこと。