2009年7月1日

銅需給 09年、均衡の可能性

 2009年の世界の銅需給はバランスする可能性が出てきた。国際銅研究会(ICSG)や国内非鉄製錬メーカーなどは、景気悪化による需要低迷の影響で20万―50万トン規模の供給余剰を予想していた。

 しかし、4兆元の景気対策に伴う中国の需要拡大やSRB(国家備蓄局)による30万トンの備蓄積み増しなどを考えると、世界需給は当初の予測より引き締まりバランスから若干の余剰になりそうだ。